防水工事は、工程表によれば以下のような予定になっていますが、今回はその8日目(最終日)について記載します。
【工程表】
1日目:導線養生、高圧洗浄
2日目:目地シール打ち替え、清掃・下地調整
3日目:清掃・下地調整、通気シート貼り
4日目:脱気筒、改修ドレン設置、立上りメッシュシート貼り
5日目:ウレタン塗装1層目
6日目:ウレタン塗装2層目
7日目:トップコート塗装
8日目:手直しほか
※荒天等で日程が変更になる可能性あり
7日目でトップコート塗装まで終了し、最終日は笠木ブリッジや手直しなどが行われました。
例によって塗装作業中の写真はありませんが、作業翌日に撮った写真を中心に整理してみます。
屋上の状況
8日目の作業終了後は屋上やベランダに出ないよう指示があったので、翌朝に写真を撮りました。
以前のコンクリート剥き出しに比べ格段に綺麗になり、大きな防水効果が期待できそうです。
アンテナ架台や手摺り架台もしっかり塗られていて、平場との継ぎ目が見えない状況になっています。
防水工事としては当然のことなのでしょうが、なるほどと納得の仕上がりです。
脱気筒は右側の方に設置されています。
ドレンが左側にあることから、屋上の勾配は右側が若干高くなっているはずなので、脱気筒としては高い位置に設置することになっているようですね。
屋上は約50平米なので脱気筒は1個ですが、素人考えではちょっと少ない感じがします。
多ければ良いという訳でもないのでしょうけど、、、
ベランダの状況
以前は、物置きや流し台や物干し台があったりで雑然としていましたが、事前に撤去していたのでスッキリしています。
このまま何も置かないようにして、防水層に無駄な刺激を与えないようにしようかと思います。
改修ドレン
従来のドレンはコンクリートに密着していて雨漏りの一因になるということで、ウレタン防水層と親和性の良い改修ドレンを使用することに。
以下は工事前のベランダのドレン部です。金属の枠の上にゴミを防ぐ格子状のフタがありましたが、それを外した状態の写真です。
この金属枠を取り外して以下のような改修ドレンをはめ込み、ウレタンで継ぎ目を覆う仕組みです。
※写真はネットから流用
作業中の写真はありませんが、ウレタンとトップコート塗装後に撮った写真は以下です。
※4階ベランダの例
※ゴミ防止用のキャップはまだ装着されていない時の写真
以下は屋上の改修ドレン部の写真です。工事終了後の写真なので、キャップも装着されています。
以前のドレンに比べると格段の違いがありますね。
笠木ブリッジ
当初はシーリング材が充填されていたものが劣化して剥がれ落ちてしまったか、鳥につつかれて巣作り用に持って行かれたりしたのか不明ですが、気になる状態でした。
笠木ブリッジ後の写真です。↓
まとめ
築20数年の4階建てビル屋上(陸屋根)のウレタン防水工事(通気緩衝工法)を行いました。
工事前はコンクリート剥き出しで劣化が目立っていましたが、防水工事後は見違えるように綺麗になりました。
◆工事前
◆工事後
◆今後のメンテナンス
数年ごとにトップコートを再塗装すれば、ウレタン防水層自体の耐用年数は10年~15年というネット情報があるので、それを目安にメンテナンスしようと思います。
ただ、トップコートの再塗装は数年ごとが推奨されていますが、もう少しもってもらわないと、しょっちゅう防水工事をやっているイメージになってしまいます。
20数年放置して雨漏りがなかったのに、ウレタン防水工事を行ったが為に数年毎に防水工事が必要になるのは本末転倒な気がします。
10年後にトップコート再塗装、20年後にウレタン防水の再工事というシナリオで行ければ良いのですが、、、
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