自分のスマホで商品のバーコードを読み取り、専用のレジで決済できるシステム「Scan&Go」が開発され、スーパーのマルエツなどで利用できるようになっています。

専用のレジが設置されていて、まだ利用人数が少ないこともあり空いていて、通常レジの長い列に並ばずに済むため、とても重宝しています。

近所のマルエツで時々利用していますが、期待以上に快適だったので、今後も利用して行こうと思います。


専用のアプリをインストール

Scan&Goを利用するには、あらかじめ自分のスマホに専用のアプリをインストールしておく必要があります。

以下は、Androidの例です。

Google Play から無料でダウンロードできます。

ダウンロード数は「5万以上」ということで、まだあまり普及していないことが分かります。
apl
※iPhoneでも同様に利用できるようです。


新規登録は簡単

ダウンロードしたアプリを実行し、メッセージに従って進めば、新規登録は簡単に完了します。
※SMSを利用する本人認証あり


決済に利用できるのはクレジットカード払いとPayPay残高払い

クレジットカードを利用するには、カード番号等をあらかじめ登録する必要があります。

PayPay残高払いは使用したことがありませんが、PayPayではたびたび還元キャンペーンを行っているので、近々に利用してみようかと思います。


実際の利用方法


実店舗での利用方法は次のようになります。

1.アプリ起動(以下、アプリ上の操作)
2.利用店の特定のため、店舗入り口でチェックイン
3.購入したい商品のバーコードを読み取り、商品を(専用の)カゴへ入れる
4.専用レジの台へカゴを置き、決済操作を行う
5.スマホ画面に表示されたQRコードを専用レジにある読み取り機にかざす

これで決済が完了するので、専用のサッカー台へカゴを持って行き、袋詰めして退店となります。

店員との接触は不要ですし、これまで10回程度利用しましたが、専用レジでは並んだことがなく、とてもスムーズな買い物ができて大満足です。

以下、具体的なシーンを挙げてみます。

チェックイン

店舗の入り口などにある「チェックインはこちらから」のポスターにあるQRコードをスマホで読み取ることで、その店舗へのチェックイン状態になります。
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Scan&Go専用カゴを使う

昨日利用した時始めて気がついたのですが、Scan&Go専用の赤いカゴが設置されていました。

それまで、Scan&Goを利用する時は、何も考えず緑色の通常のカゴを使用していたのですが、専用の赤いカゴを使わないといけないようです。

ずっと前からそうだったのか、あるいは最近になって専用の赤いカゴが導入されたのか不明ですが、なんだかちょっとマイナス感がありますね。

一般レジが空いている時間帯なので、Scan&Goを使わずに買い物しようと思って通常カゴで買い物し始めたが、レジが混んできたのでScan&Goを使いたくなった場合、店舗入り口に戻ってカゴを交換しなければなりませんね。

また、あまり目立ちたくないので、赤いカゴを持って店内を歩くのもなんだか、、、

商品のバーコードを読み取り

商品のバーコードをスマホのカメラで読み取る必要があるので、両手を使うシーンが多いため、買い物カゴをいちいち床に置くことになるのが若干面倒です。

アプリ上で購入個数を指定できるので、複数購入する場合でもバーコード読み取りは1回で済みます。


専用レジで決済

無人のScan&Go専用レジへカゴを置き、決済手続きを行います。

以下の写真では、専用の赤いカゴを(知らずに)使わず、通常のカゴを使用していた時に撮ったものです。

この写真には写っていませんが、カゴを置く台の上部に広角の監視カメラがあり、商品の状況などを録画しているようです。

商品の数が数点ならともかく、多数になった場合に万引きのリスクが高まりますね。
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酒類などが含まれている場合は、近くの一般レジに年齢確認の通知が行くらしく、店員がこちらを目視して、どこかにある「OKボタン」を押しているようです。(推測)

決済ボタンをタップして、支払い方法を選択し、表示されたQRコードを上の写真の上部にある読み取り機にかざすと、「ご利用ありがとうございました!」と近くに響き渡る大音量でアナウンスされます。

専用レジはいつでも空いていて、優先レーンを利用させてもらっているようなお得感は嬉しいですが、この大音量はちょっと勘弁してほしい(笑)

気になる点も

良いことばかりではなく、気になる点もいくつかあります。

◆そもそも面倒
バーコードを読み取るのはやはり面倒なので、通常レジが混んでいない時は当然そちらを利用したい。

通常レジがちょっと見で混んでいたのでScan&Goを利用したら、いつの間にか通常レジがガラ空きになっていた場合は、ちょっと損した気分に、、、

◆読み込めないバーコードがある
一般的な流通商品ではなく、その店で独自に加工された商品で「この商品は利用できません」的な表示が出たことがあります。これが出ちゃうと、Scan&Goは利用できなくなるので、通常レジに並ぶしかありません。

◆閉店間際などの値引きが反映されない
閉店が近くなった時など、XX%割引きというシールが貼られたりしますが、バーコードには反映されないので、このような商品を購入する場合は通常レジしか利用できないらしい。
※ネット情報であり未確認です。

◆電波状態が悪い時などの挙動が不明
「電波状態が悪い時にリセットされてしまいチェックインからやり直すことになった」的なネット情報を目にしたので気になっていましたが、私が利用した範囲では全く問題がありませんでした。

◆レシートが出ない
紙のレシートは発行されないので、何を買ったか記録が残りません。

ただし、会計完了のメールを受信する設定が可能で、買い物をした店舗、品名、単価、合計金額、支払い方法などがメールで知ることができるので、特に困ることはないかと。


まとめ

スマホで商品のバーコードを読み取り専用のレジで決済できるシステム「Scan&Go」が開発され、スーパーのマルエツなどで利用できます。

専用のレジはまだ利用人数が少ないこともあり空いていて、通常レジの長い列に並ばずに済むため、とても便利です。

都度バーコードを読み取るため、多数の商品をまとめ買いするのは手間ですが、少数の商品を購入するのに適しています。

スマホの操作がやや面倒なのでScan&Goが爆発的に普及するとは思えませんが、利用人数があまり増えない方が専用レジを快適に利用できるので、それも好ましい方向かと、、、(私見ですが)