今回は、チャオプラヤー川の河畔に建つミレニアム・ヒルトン・バンコクのルーフトップにあるThree Sixty Barを紹介します。ここから望むチャオプヤラー川と河畔のビル群の夜景はとても素晴らしく、最高クラスの夜景スポットと思います。
チャオプラヤー川の西側にあるので、バンコク都心からは川を渡ることになります。タクシーで行くのは簡単ですが。公共交通機関でチャオプヤー川の風情を楽しみっつ行くのも手かと。
BTSサパーンタクシン駅から河畔の船着き場に出て、チャオプラヤーエクスプレスボートに乗って川を北上し、Si Phraya船着き場で降り、やや北側に歩いて下の写真にある渡し船で対岸に渡るコースがお勧めです。
上の写真で、右手のビルがミレニアム・ヒルト・バンコクです。最上階に円盤状の部分があり、ここがレストラン&バーになっています。Three Sixty の名前通り360度見渡せて素晴らしい景観が楽しめますが、長時間露光の夜景写真を撮るならば、ガラスの反射が無く三脚も使える屋外のテラス席の方が良いです。
これまで、屋外のテラス席しか利用したことがありませんが、数回行った際には比較的空いていました。そのせいかドレスコードは緩めのようで、長めの半ズボンとスポーツサンダルでも大丈夫でしたが、いつでもOKかは定かではありません。
さて、夜景撮影についてです。テラス席は円盤状の部分の概ね西側に位置しているので、東側にあるチャオプラヤー川を撮るには若干不自由しますが、一箇所だけ、最高の座席があります。
Three Sixty屋内から屋外へ出て左側にある最も川寄りの座席です。フェンスがありますが低いので、座席横に三脚を設置して長時間の露光が可能です。三脚は黙認なのかどうか不明ですが、これまで数回ほど行った際には警告を受けませんでした。
上はそのお気に入りの席から撮ったものです。右手の、最上階にドームがあるビルは、前々回に紹介したSky Barがあるステートタワーです。また、左手奥に前回紹介したマハンコンが見えます。中央に燦然と輝くのは、通信会社CATのビルになります。いずれもバンコクのランドマーク的な存在で、チャオプラヤー川とあいまっていかにもバンコクらしい景観かと。
これはNDフィルタを使用してチャオプラヤー川を行き交う船の光跡を撮ったものです。個人的には光跡撮りが好きなので、この点でもポイントが高いスポットです。明るい光跡はディナークルーズ船、その他は乗り合いボートやホテルの送迎ボートなどです。ISO100、絞りF16、ND8使用で329秒ほど露光しました。
この席は、左側はラウンジの壁、右側は隣の高層コンドミニアムが視界を遮るので、構図に制約はありますが、最も気に入っている方向を撮れるので今後も時々通うことになりそうです。
なお、屋外のテラスには北西側を撮れる座席もありますが、チャオプラヤー川を眼下に望み広く見渡せるものの高層ビルが少ないので、夜景的には面白みが少なく着席したことはありません。ただ、夕焼けを撮るには適しているようです。いずれ夕景にもトライしたいと思っています。
【撮影機材】SONY α7 + E PZ 16-50mm/F3.5-5.6
【撮影日】2019年1月29日
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