夜景を撮りにバンコクへたびたび訪れるので、タイのプリペイドSIMを購入して有効期限を延長しながら使用を継続しています。

タイで最大手の携帯電話事業者であるAISのプリペイドSIMを3年と8カ月利用して、とても便利に使えているので、今回紹介することにしました。

やはり大手のTrueMove Hのものを併用したこともありましたが、AISのプリペイドSIMは日本からチャージして有効期限を延長することが容易で使い勝手が良いので、最近はAISに一本化しています。

AISショップで購入
2015年12月に、バンコクのAISショップで安価なAndroidスマートフォンを見つけたので、つい購入したのが始まりです。

同時にプリペイドSIMも購入しました、当時のパッケージは、SIM自体の料金を含め3GB15日間で300バーツくらいだったと記憶しています。ツーリスト用として安価なものもあります。一般的には、空港で購入することになるかと思います。

データを使い切るか期限が過ぎた場合は、プリペイドSIMにチャージ(トップアップ)して、新たなパッケージ(データ容量と期限を規定するもの)を購入することで、再利用できます。


トップアップ
トップアップは、AISショップ、駅、ショッピングセンターなどにあるキオスク端末で現金で行う方法や、スクラッチ式のリフィルカードをコンビニで購入して番号をスマホに入力するなど、いくつかの方法がありますが、最も便利なのは LINE Pay からトップアップする方法です。※LINE Payについては後で詳しく書きます。

◆キオスク端末はATMのような外観で、次の手順で操作します。
・言語選択(タイ語または英語)
・「One-2-Call!」を選択
・トップアップ金額を選択
・電話番号を入力
・入力を確認し「OK」ボタンを押す
・現金を投入
・処理が完了すると紙のレシートが出てくる

◆コンビニで購入したリフィルカードは100バーツでした。スクラッチを削ると16桁の番号が得られます。店によってはスクラッチカードではなく、レシート状のものに16桁の番号が印刷されたものを”購入”することもあるようです。
あとは、スマホで *120*16桁の番号# をダイヤルすれば完了です。

いずれも、トップアップが完了すると確認のSMSが送られて来ます。また、トップアップ金額によらず、SIM自体の有効期限が30日延長されます。ただし、最長はトップアップ日の1年後で、それを超えて延長されることはありません。

トップアップにより有効期限が延長されるので、SIMを継続して利用するには便利です。次回のタイ旅行で新たにSIMを購入しなくて済みます。

私はトップアップを繰り返し、SIMを3年8カ月ほど維持できています。

パッケージの種類
必要なデータ容量と期限を考慮しパッケージを購入します。選択肢は多数あるので、最適なものが見つかると思います。※音声通話はほとんど使用しないのでデータ通信を主に記載しています。

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本日、AISのサイトで確認したところ、上記のようなパーッケージがありました。
例えば、グリーンのハイライト部分は、利用できるデータ量1GBが7日間有効で、99バーツであることを示しています。

本日のバンコクの両替商の最善レートは 1バーツ約3.47円なので、99バーツは約343円とリーズナブルです。

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また、通信速度制限はありますが、データ量無制限で使えるパッケージもあります。動画を楽しむ方はこちらの方が良いでしょう。

私が良く見る動画サイトは 1~2Mbpsなので、タイへ行った際は、4Mbps7日間で220バーツのパッケージを良く利用しています。これで映像のカクつきも無く快適な動画ライフが楽しめました。

※昨年までこのパッケージは150バーツと格安でした。今年から値上がりしてしまったのは残念です。

※本日ネットで確認したところ、データ量無制限ではなく一定の限度が設定されているようです。まだ半信半疑ですが、かなりの改悪になってしまいます。例えば、4Mbps7日間で220バーツのものは、データ量7GBとなっていました。それを超過すると通信速度が128kbpsになってしまいます。


パッケージの購入
私が体験したパッケージの購入は、これまでは全てUSSDコードで行いました。

USSDコードは、アスタリスク(*)やシャープ(#)と数字を組み合わせてスマホでダイヤルすることで、特定の機能を実行することができます。

パッケージの購入はもちろん、プリペイド残高の確認やSIM有効期限の確認など、いろいろなことができます。SMSとは異なりますし、一般的に通信費は無料です。

先に記載したリフィルカードでのトップアップもUSSDコードを利用しています。

パッッケージには全て固有のUSSDコードが割り当てられており、例えば、1GB7日間のパッケージを購入するには、*777*746#をダイヤルすれば完了です。

パッケージとUSSDコードの対応が分かる情報は、以前はAISのウェブサイトで確認できたのですが、あろうことか、現在はどこかに隠れてしまい探し出せませんでした。
AISのウェブサイトにあります。

自分の備忘録も兼ねて、以前確保したスクリーンショットを挙げておきます。ただし、パッケージは時々改定されているので、これらすべてが有効とは限りません。

1day
タイ語は読めませんが、左端は価格(バーツ)、期限は24時間と書いてあるようです。各項目の右上がUSSDコードです。

3days
3日間有効のパッケージ群です。

7days
こちらは7日間有効のものですね。

あとスクリーンショットは無いですが、速度制限ありのデータ使い放題で購入したことがあるパッケージのUSSDコードは下記でした。
1Mbpsデータ無制限7日間 99バーツ  *777*7098#
4Mbpsデータ無制限24時間 29バーツ  *777*7149#
4Mbpsデータ無制限7日間 150バーツ  *777*7154#

※本日ネットで確認したところ、データ量無制限ではなく一定の限度が設定されているようです。まだ半信半疑ですが、かなりの改悪になってしまいます。例えば、4Mbps7日間で220バーツのものは、データ量7GBとなっていました。それを超過すると通信速度が128kbpsになってしまいます。

USSDコードはインターネット接続が無くても使えるので、パッケージを使い切ってデータ通信ができない状態になっても、パッケージを購入してデータ通信を再開できるのでとても便利なものです。

パッケージのUSSDコードについては、いずれ再調査してみます。

その他のUSSDコード
使用実績のあるUSSDコードを挙げておきます。

残高とSIM有効期限照会:*121#
有効パッケージ照会(SMS返信):*121*3#
有効パッケージ照会(即時表示):*121*32#
国際ローミング設定:*125*1# (ただしタイ国内でのみ設定可能)

国際ローミング設定をしておけば、日本国内からでもUSSDコードを使用できます。しかも無料です! タイ国内でのみ設定可能なので、一度は訪タイしないといけませんが、、、

※AISのSIM2Flyを使用すれば国際ローミング設定は不要なので、より便利です。SIM2Flyについては、後日記載します。

スマホアプリ my AIS について
これまで書いたように、トップアップやパッケージ購入はスマホの基本機能だけで完結しますが、専用のアプリをインストールしておくと、それらをより簡単かつ便利に行うことができるので便利です。

※特にトップアップは LINE Pay からできるようになるので、最高に便利です。ただし、このためには同一スマホにLINEがインストールされている必要があります。

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Android機の場合は、Google Playから 「my AIS」をインストールします。

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起動すると、Login画面が開くので、初めての場合は右上の Create my AIS をタップして、画面の指示に従ってプリペイドSIMの電話番号やメールアドレスを入力します。

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入力後、 Request OTP をタッチするとワンタイムパスコードがSMSで送られてくるので、それを入力して登録は完了です。

LINE Payとの連携を促すメッセージが出るかも知れませんが、これはキャンセルしてOKです。

my AISの認証画面で「同意する」をタッチして、いよいよホーム画面に到達します。
Screenshot_20190809-122919.png
しかし、一部タイ語で読めません。SIMの有効期限も西暦ではなくタイ歴になっています。

英語にするためには、左上をタップするとメニューが出てくるので、「設定」を意味すると思われる歯車アイコンをタップすると Setting 画面になるので、そこで Language を選択すればOKです。

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この画面から、ログイン時にワンタイムパスコードではなくスマホの Passcode Lock & Fingerprint を利用することを選択できます。

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ホーム画面に戻ります。やっと期待の画面になりました。SIMのプリペイド残高、有効期限が表示されています。

トップアップやパッケージの購入もここからできそうですね。

my AIS アプリからトップアップ
トップアップの流れをざっと紹介します。日本から試しに10バーツをトップアップしてみます。

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トップアップのページへ移動して、「Top Up」へ進みます。

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支払い方法は Rabbit LINE Pay(タイ版 LINE Pay)を選択します。

ここでクレジットカードも選択肢にありますが、タイ発行のカードでないと受けつけられないという情報も諸所にあるので、手間を避けてLINE Payで行きます。

LINE Payであれば、日本発行のクレジットカードで大丈夫です。

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試しに10バーツを選択して、次へ進みます。

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確認画面が出てくるのでOKをタップして先へ進みます。

この先は、自動的に LINE Pay の画面に移動し、決済の手続きに入ります。
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クレジットカード番号等を入力し指示に従って進むと「10バーツを支払う」ボタンがアクティブになるので、これをタップすると最終確認画面に推移します。
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確認して決済ボタンをタップするとクレジットカード決済が完了し、トップアップが実行されます。

トップアップが成功した旨の画面が表示され、同時にSMSにもトップアップ完了のメッセージが送られてきます。

my AIS のホーム画面に戻ると、確かに10バーツトップアップされているのが確認できます。
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SIMの残高が47.08バーツだったのがトップアップ後には57.08バーツになっています。有効期限も30日延長されて、2020年3月11日だったのが2020年4月10日になりました。

このように、タイに行かなくとも日本から簡単ににトップアップできて有効期限を延長することができるので、プリペイドSIMを維持するのにとても便利です。


my AIS アプリでパッケージ購入
ホーム画面から「Package」をタップして、メニューに従って進めば、myAISからパッケージを購入することができます。

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「Package」画面で「Apply Internet On-Top Package」をタップします。

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パッケージ一覧が表示されるので、希望のものをタップすれば核に画面へ進み、パッケージの購入ができます。

今回は、タイAISのプリペイドSIMと管理に便利なスマホアプリ「my AIS」について記載しました。