電気料金高騰のため、新電力から地域電力(東電)へ変更した件は9月8日の記事に書きましたが、今回はさらに節約を進めるべく、東電のスタンダードXからスタンダードSに契約変更する件について記載します。

当面は様子を見て、年末年始等にピーク電力が大きく跳ね上がるようであれば、スタンダードXより実情に合った契約に変更しようかと考えていたのですが、それを待たず、わが家により適した契約があることが明確になりました。

このため、早速ながら、スタンダードXからスタンダードSに契約変更することに。


スタンダードXの利用明細

先日、スタンダードXに変更してから初めての利用明細(9月分)が東電から届きました。
※検針日都合により日割り計算

それによると、
 ・契約電力:3kW
 ・使用電力:〇〇kWh
 ・最大需要電力:2kW
となっていました。

また、過去1年間の最大需要電力が明示されていて、
 ・2022年8月:2kW
 ・2022年7月:2kW
 ・2022年6月:2kW
 ・2022年5月:1kW
 ・2022年4月:2kW
 ・2022年3月:3kW
 ・2022年2月:3kW
 ・2022年1月:3kW
 ・2021年12月:3kW
 ・2021年11月:2kW
 ・2021年10月:2kW
ということでした。

スタンダードXの契約電力は、「当月を含む過去12カ月における各月の最大需要電力のうちで最も大きい値となる」ということは認識していたので、9月の契約電力が3kWとなることは妥当だと思います。

ただ、ネット情報では、「最初の1年間は過去の実績がないので、加入当初からのピーク電力の基本料金が適用される」という記事もあったので、当面は新電力から東電に変更してからのピーク電力が適用されるものと思い込んでいました。

新電力から東電に変更してからの30分毎の消費電力の最大値は、自分で調べた限りでは0.8kWhだったので、これを2倍しても1.6kWhであり、ピーク電力としては2kW以下なので、契約電力は2kWになるものと思っていた次第です。

しかし、実際は過去の実績が明らかになったようで、その結果として契約電力が3kWになったものと理解しました。

この経緯はわかりませんが、推測するに、新電力から東電へ過去のデータの引継ぎがなされ、その結果として過去の実績が判明したのだと思います。


過去の実績から最大需要電力は3kW程度と判明

年末年始の様子を見てピーク電力が跳ね上がるようであれば、スタンダードXを継続するか判断しようと思っていたのですが、わが家の過去の実績を見ると冬場のピーク電力が3kWになることはほぼ確実なので、さらに基本料金低減の可能性があるスタンダードSに変更することにしました。

スタンダードXでは、万一ピーク電力が増加して4kWとかになってしまったら、その後1年間は契約電力4kWの基本料金を払う破目になってしまうリスクがあることも、判断の材料となりました。

◆スタンダードXの基本料金(月額)
 ・契約電力3kW:1716円
 ・契約電力4kW:2288円

◆スタンダードSの基本料金(月額)
 ・契約電流50A:1430円
 ・契約電流60A:1716円

スタンダードSの契約電流60Aでは、スタンダードXの契約電力3kWと同じ1716円ですが、契約電流50Aで問題なければ、1430円となかなかの低価格で済みます。

また、ピーク電力が一時的に増加しても、基本料金が跳ね上がるリスクが無く安心です。


スタンダードSに変更するにあたり

スタンダードSでは、電流容量(契約電流)を決めて契約するタイプなので、それを超えるとブレーカーが落ちて停電になってしまうので、契約電流には注意が必要です。

一般家庭であれば契約電流は60Aもあればほぼ問題ないと言われているので、当初は60Aにしようかと思っていましたが、家族構成も縮小しているし節電マインドを養成するため、この機会に50Aにすることにしました。

冬場の暖房必須時がやや気になりますが、基本料金をかなり抑えることもできるので、少しチャレンジ気味ですが契約電流50Aで行くことに。

万一これでブレーカーが何度も落ちるようであれば、60Aの契約に変更しようかと思います。

◆スマートメーターで契約電流の変更が可能
スマートメーターが普及する前は、受電盤のサービスブレーカーで電流制限を行ってたため契約電流変更にはブレーカー交換工事が必要でしたが、現在はスマートメーター内部にこの機能が内蔵されており、スマートメーターの遠隔操作で契約電流を変更できるようなので、比較的簡単に契約変更できると考えています。

◆スタンダードXではブレーカーが落ちる心配は無い
スタンダードXでは、ブレーカーという物理的な制限に頼らない課金方法なので、料金を気にしなければブレーカーが落ちる心配もなく、それはそれで意味のあるプランだったとは思います。

ブレーカーが落ちる可能性が心理的に嫌な場合は、スタンダードXもありかなとは思います。

また、従量電灯C(または類似)のプランから契約電力を低減したい場合など、どのくらいの契約電力にすべきか不明な場合には特に有効なプランだと思います。この意味で、新電力から東電に変更するにあたり、まずはスタンダードXを推奨されたのはとても良かったと思っています。
でんき料金
◆最終目標は従量電灯B
わが家の使い方では従量電灯Bが最も適していると思い、スタンダードXから従量電灯Bに変更したいと東電に申請したのですが、自宅の設備の都合により何故かダイレクトに変更はできず、一度設備を確認(必要に応じ変更)してスタンダードSの契約にし、さらに従量電灯Bに変更する手続きが必要となりました。

すなわち、スタンダードX→(設備確認変更)→スタンダードS→従量電灯Bという流れです。

設備的には現在の120Aスマートメーターを60Aのものに変更するのだと思いますが、何故スタンダードSを経由する必要があるのかは不明でした。

スタンダードSからは速やかに従量電灯Bに変更できるとのことなので、実質的な問題はあまり無いため、この流れで進めています。

現在、設備確認変更を待っているところですが、このあとの展開にはとても興味があり、顛末は順次記事にして行く予定です。


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2022年09月08日 電気料金高騰のため、新電力から地域電力会社へ乗り換え
http://myama808.net/archives/15675122.html