台北の夜景スポットはいくつかありますが、最もお勧めしたいのが台北101展望フロアからの夜景です。

ビル自体の夜景も素晴らしいですが、89階の展望フロアから360度の台北夜景を堪能することができ、台北で絶対に外せないスポットです。


台北101

台北101はその名の通り101階建ての高層ビルで、高さ509mは2007年にドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまでは世界一でした。

台北101へ行くにはMRT(地下鉄)が便利です。MRT台北101/世貿駅の出口4を出れば、すぐに入り口が見つかります。

そこから5Fの展望台チケット売り場まで直行のエレベーターがあるそうですが、私はこれに気づかずエスカレーターを利用したため遠回りになってしまいました。要注意です。

展望台は観光客で混雑して行列もできやすいので、夕陽や日没直後の夜景を撮りたい場合は早めに行った方が良いと思います。

下の写真は、展望台を後にして外に出てから撮った写真ですが、全貌を示すために最初に掲載します。縦長にしてギリギリ収まりました。35mmフィルム換算で約24mmの焦点距離です。
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展望フロアからの夜景

89階の展望フロアからは、ぐるりと360度の景観を楽しむことができます。

91階には屋外展望台がありますが、悪天候時には閉鎖されてしまうことや行動範囲に制限があるので、夜景を撮るなら89階の屋内展望フロアの方がお勧めです。

小型の三脚を使用して特に警告は受けませんでしたが、黙認かも知れない旨、留意してください。

まずは最も気に入った景観を挙げてみます。北方向に近未来感のある景観が広がっています。
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左手前は台北市政府、その先てっぺんが光り輝いているユニークなビルは、Farglory Financial Centerです。これはランドマークになりますね。

そこから右に向かって商業ビルがいくつか続き、最上部がドーム状の建物は国泰金融中心です。

いいですね、都市夜景の典型的なビル群です。

少しアップにしてみました。
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最上部が赤のラインで囲まれているのが新光三越デパートです。夜景的には良いアクセントになってくれました。

台湾は日本と同じように地震が多いためか、高層ビルはさほど多くないのかな。そんな中、2007年まで世界一を誇る台北101は立派ですね。

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北方向の基隆河付近をアップにしてみました。道路のオレンジ色の照明と基隆河にかかる橋が良い感じです。

右側のアーチ部分がある橋はMRT松山駅そばの饒河街観光夜市に近いので、後日撮りに行ってみましたが、夜景的にはさほど面白みはなかったです。

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これは東側です。すぐ近くに高層ビルが建ってますが、台北101があまりに高いので見下ろす形になっています。

右へ行く道路がとぎれていますが、これは象山のトンネルに入って行くためです。

象山にはハイキングコースがあり、台北101を見るに絶好の夜景スポットがああります。これは次回に紹介します。

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これは西方向です。この方向の夕景と夜景も素晴らしいです。高層ビルは少な目ですね。

まっすぐに延びる道路がカーブして途切れて見えますが、このカーブの付近が中正記念堂になります。中正記念堂も良い夜景スポットなので、次々回に紹介しようと思います。

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西北西の方向をアップで撮ってみました。台北駅の方向です。この写真のあたりが台北の中心部で、最も賑やかなエリアかと思います。

写真では見にくいですが、中央やや奥に台北駅のオレンジ色の屋根が見え、そのやや左に高層の新光三越デパートがあります。この建物の上階に展望が良いフロアがあるので、ここからの夜景も後日紹介しようと思います。

台北101展望フロアからの360度の眺望は素晴らしく息を飲む美しさが楽しめますが、夜景写真的には冗長になるので他の写真は割愛します。

【撮影機材】SONY NEX-5T + E PZ 16-50mm/F3.5-5.6
【撮影日】2018年3月10日