電気料金節約のため東電のスタンダードXからスタンダードSに契約変更した件は9月15日の記事に書きましたが、今回はさらに節約を進めるべく、スタンダードSから従量電灯Bに契約変更した件について記載します。
もともと、スタンダードXから従量電灯Bに変更したかったのですが、何故かダイレクトに変更はできず、120Aのスマートメーターから60Aのスマートメーターに交換してスタンダードSの契約にし、さらに従量電灯Bに変更する手続きが必要となりました。
何故にスタンダードSを経由する必要があるのかは不明でしたが、スタンダードSの期間は2週間程度なので、あまり追求気にせずに手続きを進めました。
従量電灯BとスタンダードSとの比較
従量電灯Bは2016年の電力自由化以前からある契約プラン(規制料金)、スタンダードSは電力自由化後のプラン(自由料金)のひとつです。
※規制料金:料金変更には経産省の認可が必要
※自由料金:電力会社の判断で料金変更が可能
いずれも一般家庭に適したプランで、契約電流(10A~60A)に応じた基本料金が設定されています。
現時点で、いずれも基本料金や従量料金は同じですが、燃料調整費が異なります。
◆東電の燃料調整費
従量電灯B(規制料金):上限あり
スタンダードS(自由料金):上限なし
昨今の燃料費高騰のため燃料調整費が毎月上がっているので、燃料調整費の観点から、上限のないスタンダードSより上限の無い従量電灯Bの方が魅力的に見えます。
燃料調整費の具体例
今年の夏頃までは、規制料金と自由料金に差はありませんでしたが、上限のない自由料金では、9月から増加が続いています。
11月分に至っては、規制料金が5.13円/kWh、自由料金ではなんと9.72円/kWhと大きな差異となっています。
その差は4.59円/kWhとなり、仮に月300kWh使用すると1377円の差、400kWh使用すると1836円の差となってきます。
わが家では従量電灯Bに避難
昨今の情勢からすると今後もこの状態がしばらく続くと思われるので、年間では大きな差額となってくることを考慮し、わが家では従量電灯Bのプランに変更(避難)した次第です。
※自由料金プランには、ポイントが付いたり、ガスセット割や生活かけつけサービスなどのメリットがあり、また、電気をよく使う時間帯によって得なプランや、利用機器・設備に応じたプランなどがあるので、実情に応じた判断が重要です。
ウクライナ問題が発生する前からLNGなどの燃料が高騰していたこともあり、この傾向は簡単に解消しないと思われますが、また以前のような状態に戻ってほしいと切に願います。
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