マイクロソフトフライトシミュレーター(FS2020)をプレイするために中古のゲーミングPCを購入して楽しんでいますが、消費電力がどのくらいか気になったので、電力測定器をゲットして調べてみました。

その結果、アイドル状態で約40Wだったものが、FS2020をプレイする際には約200Wとなることがわかりました。

使用しているグラフィックボード(グラボ)は、NVIDIA GTX 1060 6GBで、公称消費電力は125Wとなっているので、FS2020プレイ時のCPUやファンなどの消費電力増を考慮すると妥当な数値であることが確認できました。


電力測定器

REVEX製の「節電エコチェッカー」を使用しました。
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5W~1500W(最大)の消費電力が測定できます。
※使用時間や積算使用電力量なども測定できますが、消費電力以外にはまだ使ったことはありません。


PC環境

ゲーミングPCの環境は以下の通りです。

◆Lenovo Ideacentre 720
CPU:Core i7-7700
メモリ:16GB
グラフィック:NVIDIA GTX 1060 6GB
ストレージ:M.2 SSD(NVMe) 500GB
液晶モニタ:20インチ
20Wオーディオアンプ+スピーカー

これらを一つの電源タップに接続しています。


アイドル時の消費電力

電源タップの前に電力測定器を接続して計測しました。

OSを起動した状態での消費電力は41Wでした。
※数秒毎に数W程度の変動があります。
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アイドル状態なので、グラボはほとんど動作していないようで、ファンも回っていませんでした。
CPUファンやケースファンは回っていましたが、かなり低回転で、音は聞こえないレベルでした。

このくらいの低消費電力なら、常用のPCとして使っても問題ないレベルかと思います。


FS2020を起動したところ

FS2020を起動して、メインのメニュー画面が出たところでは、169Wという数字でした。

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ただし、何も操作していないのに、数W~10W程度の変動があるので、見えないところでの処理に左右されるのかも知れません。


市街地上空の着陸シーンでは200W超え

さて、FS2020で着陸シーンをプレイしてみました。

香港の今はなき啓徳空港への着陸です。香港の市街地上空を飛び「香港カーブ」と呼ばれる急カーブを描きながら着陸するシーンは最も気に入っているところです。
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この時の消費電力は200W~210Wくらいでした。写真を撮るタイミングが遅れたため、消費電力計の数値は以下のように200Wでした。

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ただ、この数値にも変動があり、またメニュー画面を切り替えたりする際に一時的に200Wという数値が出たりすることもありました。

したがって、FS2020をプレイする際には、概ね170W~210Wくらいで変動していると思われます。熱が発生するのも頷けます。冬場はミニヒーターのようになるかもですが、夏場はたまりませんね。

私の環境では、以下のようにかなり非力なレベルです。
・CPU:Core i7-7700
・グラフィック:NVIDIA GTX 1060 6GB

昨今の最新型CPUを使用し、それに見合った強力なグラボを搭載したゲーミングPCだと、倍くらいのの消費電力になるのでしょうね。

FS2020ではそこまでのマシンは必要ないかと思いますが、一度体験してみたい世界です。
※踏み出すことは無いです、たぶん、、、