コンパクト型蛍光灯を使うタイプのダウンライトが老朽化したので、LED電球を使うタイプに交換する作業を進めたところ、天井裏の高さ制限のために8台のうち一箇所だけ交換できないことが判明しました。
そこで、その一箇所だけ旧器具を改造してLED電球を使えるようにしてみました。見えないリスクもあるかもなので、このまま使い続けるかは未定ですが、しばらく様子を見ることにしました。
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LEDを使うダウンライトの制約
LED電球を横向きにセットする器具であれば、ソケットの方向が横向きになるので高さを抑えることができそうですが、なぜか調べた範囲ではこのタイプの器具は昨今では販売されておらず、垂直にセットするものしか見当たりませんでした。
◆小型電球を横向きにセットする器具
過去には、E17口金の小型電球を横向きにセットするダウンライトも販売されていましたが、昨今の機種には見当たりません。中古で購入して利用することも考えましたが、せっかく老朽更新するのに中古の機器を導入したくありません。
◆取り外しできない一体型のLED器具
LED発光部がダウンライトと一体化していて、取り外しができない器具は多数販売されています。電球部分がないため、器具の高さが低くスマートで見映えが良い気がします。ただし、故障時やLEDの寿命が来た場合、器具ごと交換しなければならず、コストパフォーマンス最悪です。なのに、メーカーではこの方向に誘導しているような気がしてなりません。
◆取り外しできる特殊形状のLEDを利用する器具
電球型ではなく平べったい円柱状のLED発光部を利用するダウンライトがあります。電球部分がないため、前述と同じく器具の高さが低くスマートで見映えが良い気がします。また、このLED発光部は交換することができ、メーカーが違っても規格は同じなので、便利に使えそうです。
ただし、まだまだ特殊形状なのか価格がかなり高めです。また、LED電球のように普及していなので、購入できる店舗が限られそうです。
◆ダウンライト取付穴の問題
さらに問題なのですが、ダウンライトの取付穴が100mmか125mmのものが主流となっているようで、わが家の150mm穴で利用できる器具の選択肢がかなり少ないです。150mm穴でも100mmまたは125mmのダウンライトが利用できる「交換用可変穴径プレート」なるものも販売されていますが、取り付け部が2重の輪になってしまい見た目がヤボったいこと間違いありません。
旧器具を改造
まずは、取り外したダウンライトを観察します。この写真では比較的状態の良い器具を選びました。
安定器は2本のタッピングネジで止めてあるだけなので簡単に外せます。そして、安定器の入出力線を切断して取り出しました。
↑安定器を外したあと、電源線を蛍光管の口金に直結し、端子台と蛍光管の口金を外し電子スターター部のカバーを取ったところです。
改造後のダウンライト
端子台、蛍光管のソケット、それらを繋ぐ電線は30年経過しているので老朽化していますが、部品は少なく電線部分は短く極めて単純な構成なので、あと10年や20年は持ちそうな気もします。
LED電球を使うには、コンパクト型蛍光灯の口金を一般電球のE26口金に変換するアダプタを使用します。
反射板と変換アダプタを取り付けたところです↑
さらにLED電球を取り付けました。一般的な大きさのものです。スペースにはまだ余裕があり、もう少し大きな電球でも取り付けられそうです。
試験的にしばらく点灯してみましたが、消費電力約5WのLED電球はほとんど熱くならず、もとの18Wのコンパクト型蛍光灯よりかなり低い温度でした。
熱的な問題も無さそうなので、実際に取り付けて様子を見ています。
まとめ
コンパクト型蛍光灯を使うタイプのダウンライトが老朽化したので、LED電球を使うタイプに交換する作業を進め、全8台のうち7台まで交換が完了しました。
ただし、天井裏の高さ制限のため、一箇所だけ新しいダウンライトに交換できない場所がありました。
そこで、その一箇所だけ旧器具を改造してLED電球を使えるようにしてみました。今のところ良好に動作しています。
ただし、見えないリスクもあるかも知れないので、このまま使い続けるかは微妙です。気に入った代替機が見つかれば、更新したいところです。
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