ダウンライトは全てLED電球を使うタイプに変更しましたが、コンパクト型蛍光灯を使う階段灯が2台残っていました。
階段灯もLED電球が使える新しい器具に付け替える予定でしたが、いざ器具を観察してみると、壁にしっかりと固定されているし電線もしっかりしているので、下手にいじるのはやめて、既存の器具をLED電球が使えるように改造することにしました。
これまで使用していた階段灯
カバーを外してみたところ、交換前のダウンライトとおなじコンパクト型蛍光灯が使われています。
旧ダウンライト同じく、18WのFDL18EX-Nが取り付けられていました。口金や電子スターターは全く同じ形状です。安定器はやや大きい形状のものが付いています。
器具の取り付けには裏側で補強板を使用しているかはわかりません。石膏ボードなので、新しい器具をしっかり固定できるのか気になるところです。
◆階段灯(ブラケットライト)の調査
LED電球が使えるタイプのブラケットライトをざっと調べてみましたが、気に入ったものがなく、また価格も高めなので、なんだか心が折れてしまいました。
以上の背景で、新しい器具に入れ替えるのは諦めて、既存の器具を改造してLED電球を使えるようにする方向で進めることにしました。
既存器具の改造
↑まずは安定器を外し、安定器に向かっていた配線を蛍光管の口金に直結したあと、電子スターターを外すべく口金部分を固定金具から外したところです。
↑電子スターターは2本のピンで蛍光管の口金部にハンダ付けされているので、ハンダを溶かして取り外します。目線より上の空中での作業なので苦労しました。保護メガネ必須です。
電子スターターを取り外して、元のように固定したところです↑
配線はかなりスッキリして、部品構成も少ないため劣化する要素も少なく、まだまだ安全に使えると思われます。
◆部品構成(旧器具から流用したもの)
・端子台
・電線
・口金部
◆考えられるリスク
・端子台の劣化、電線との接触不良
・電線が劣化しての絶縁不良
・口金部の劣化、電線と接触不良
ネット上には、古い照明器具を使い続けると「内部部品が劣化して漏電の原因になる」ので、照明器具本体ごとLED照明器具に交換することを勧める記事が多数見られます。半ばおどしのような記事ですが、実のところどうなんでしょうか、、、
気にはなりますが、上記の部品構成ではそのリスクも小さそうなので、様子を見つつ使っていこうかと思います。
改造後
アダプターを取り付ける際には、接地側がE26口金の周辺側に来るよう注意しました。このアダプターはもう取り外すことはないので、一度嵌めてしまえば安心です。
LED電球の交換だけであれば、誰でも簡単にできるし、LEDの寿命4万時間を考えると、今後のメンテがかなりラクになったと思います。
↑とりあえず手持ちの一般的な形状のLED電球を取り付けてみましたが、コンパクト型蛍光灯に比べ径が大きくなるので、器具の内部カバーに接触しないまでもスペースが少なくなります。
LED電球であれば発熱は蛍光灯より少ないと思うので、熱的なリスクは無いと思いますが気にはなるので、よりスリムなT型と呼ばれるLED電球を使用することに。
T型のLED電球を購入して取り付けたところです。コンパクト型蛍光灯よりスリムですし、より発熱が小さいことと相まって、熱的な問題は全くないと考えています。
内部カバーと外側のカバーを取り付けたところです↑
点灯したところ、コンパクト型蛍光灯に比べ発光部分が短いのと、最も明るい部分が中央からやや外れてしまうのが残念ですが、これはまあ仕方ないですね、、、
まとめ
コンパクト型蛍光灯を使う階段灯が老朽化したので、LED電球を使うタイプに変更する予定でしたが、器具の交換や電力線まわりの工事にはそれなりのリスクがありそうなので、既存の器具を改造してLED電球が使えるようにしました。
安定器と電子スターターを取り外したので配線はかなりスッキリし、部品構成も少ないため劣化する要素も少なく、まだまだ安全に使えると思われます。
見えないリスクがあるかは気になりますが、注意しながら使っていくことにしました。
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