玄関軒下のダウンライトはコンパクト形蛍光灯を使う器具ですが、先日、ランプを交換しようとしたら内部のソケットが破損してしまいました。

新しい器具に交換しようかとも思いましたが、類似の古いダウンライトが廃棄せず残っていたので、ソケットを取り外して流用することにしました。また、この機会にLED電球を使えるように改造しました。


軒下用ダウンライト

軒下用のダウンライトは防雨型となっており、枠はガラス張りになっています。
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ガラスがあるので、ランプの取り外しは面倒です。黒枠の部分は下に引っ張ると出て来る構造で、取付バネを外すと完全に取り外せます。


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全体の構造は上のようになっています。本体が金属製の筒状になっていて、なんとも大袈裟な造りです。取付金具を上げると本体が抜き取れます。


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端子台にはゴムのカバーがかかっていて、埃よけになっているようです。取り外し穴が良く見えないので配線を切って本体を取り出しましたが、あとで考えるとカバーの上から取り外し穴部分を無理やり押せば良かったのかも。

3芯のVVFケーブルの赤線と送り線(白)は意味不明でしたが、近くの門灯につながっているようです。門灯のスイッチは屋内にあるので、VVFの配線をなるべく少なくすべく3芯を利用したものと思われます。


本体内部

蛍光ランプ(FDL18EX-N)のソケットを破損していないものと交換し、安定器を取り外す作業を進めることに。
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本体の内部を覗くと、端子台、割れたソケット、安定器が見えます。筒状の本体上部にタッピングネジ止めされているので、これらを取り外して行きます。


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プラスチック製のソケット部分は完全に壊れてしまっています。かなりもろくなっていて、手で強めに触るとポロポロと崩れてきます。

軒下(屋外)なので、寒暖差や排気ガス等により劣化が加速されるのかも知れません。また、ランプを縦にセットするので熱がこもりやすくなっているので、それも一因かもです。屋内で使用していた類似のダウンライトに比べ格段に劣化していました。


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電子スターターのカバーを外してみると、電気部品の汚れも目立ち、いつ故障してもおかしくない状態でした。


LED電球向けに修理&改造

1)ランプのソケット部は、類似のダウンライトに使われていた同型のものと交換しました。屋内で使用していたので劣化は少なく、まだまだ使えそうと思われます。なお、電子スターター部は不要なので取り外しました。

2)端子台はあまり劣化していないので、そのまま使うことにしました。

3)安定器を取り外し、電源とランプのソケットを直結しました。

4)LED電球を使用するため、ランプのソケットにDX10q/E26変換アダプターを取り付けました。

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改造後の写真を撮り忘れたので、同様の改造を施した別例の写真です↑
別の器具用なので配置や取付用の金属板が異なりますが、基本的な部品構成は同じです。


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安定器と電子スターターが無いので極めてシンプルで劣化要因が少なく、この構成であればまだまだ使えそうに思います。

ただし、今回の改造の発端となった「プラスチックの破損」は念頭に無かったので、遭遇してちょっと驚きました。軒下(屋外)で使うとなると同様に劣化が加速しそうなのが気になります。刺激を与えなければ自然に破損することはないと思いますが、いずれ適当な時期に新しい器具に更新するのが妥当かなと思っています。


LED電球を取り付けて完了

LED電球を取り付け、ガラス付の枠をはめ込んで完了です。以前はコンパクト形蛍光灯(FDL18EX-N)を使用していましたが、一般的な形状のLED電球でも収まりました。
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ただ、コンパクト形蛍光灯(FDL18EX-N)よりもLED電球の方が太めなので「遊び」が少なく、枠をはめ込む際にはやや難しく感じました。

コンパクト形蛍光灯は安定器を含め約22Wの消費電力でしたが、LED電球は40W形で5.9Wとかなりの省電力になりました。したがって、発熱もかなり抑えられると思われ、器具の劣化が鈍化することにも期待しています。

40W形のLED電球ではコンパクト形蛍光灯(FDL18EX-N)に比べ暗いので、60W形に交換することも考えていますが、玄関外軒下灯なので明るすぎても無駄かなと悩ましいところです。