いよいよ、那覇からフェリーで久米島へ渡る日がやってきました。

宿から泊港まで徒歩で向かい、泊港発9時→渡名喜島着10時55分/渡名喜島発11時10分→久米島着12時30分のフェリーでした。

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上の写真は、事前に泊港の切符売り場で乗船券を予約した時のものです。シーズンオフなので、当日朝の購入でも良かったのですが、このフェリーターミナルは初めてなので、様子を確認したかったのです。

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フェリーは意外に大きな船でした。真夏のシーズンには満席になるのかも知れませんが、11月の船内は空席がかなりありました。


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乗船した時は雲空で今にも雨が降りそうでしたが、出航する時は青空が広がり、港湾内のグリーンの海とあいまって良いシーンが撮れました。写真のフェリーは渡嘉敷島か阿嘉島へ行く船だと思います。


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フェリー港を出てすぐ、那覇クルーズターミナルがあり、豪華客船が停泊していました。NORWEGIAN SPIRITと書いてありました。ネットで調べると、「ノルウェージャン・スピリット」7万6千トンとありました。


渡名喜島へ寄港

11時頃に渡名喜島へ寄港しましたが、港の海の色がとてつもなく鮮やかで感動しました。天気が良かったのと太陽光の方向が良かったのだと思いますが、鮮やかなグリーンが撮れたのはラッキーでした。まさに一期一会だったかと。
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何らかの工事が行われていましたが、クレーンの赤が良いアクセントになってくれました。撮り始めには邪魔かなと思ったのですが、全くその逆で、いてくれて本当に良かったと思います。


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港の海の色は見事なエメラルドグリーンで、少し乳白色がかったような色合いでした。どうしてこんな奇麗な色になるのか不思議です。沖縄の他の港でも、ここほどではないですが、フェリー港でやはり綺麗なグリーンに出会ったことがあります。まさか人目を引くために(人工的に)白砂を敷いているわけでもないでしょうが、原因が知りたいところです。


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港のすぐ脇には緑地と東屋もあるので、素晴らしい海の色を眺めながらのんびり過ごしたい気になります。この目的のために、いつか渡名喜島へ滞在したいところです。ともかく、これまで見た海の中では最高レベルの海の色でした。

全く期待していたわけでもなく、渡名喜島寄港時にふらっとデッキに出て偶然に出会った光景です。船の中で寝ていたら遭遇できなかったことを考えると、本当にラッキーでした。


久米島

いよいよ久米島へ到着です。到着の港で渡名喜島と同様の鮮やかな海の色を期待していましたが、残念ながら及びませんでした。
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期待外れでしたが、やはりそれなりに綺麗な海でした。太陽光の方向によっては、もっと鮮やかな色になるのかも知れません。
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宿はイーフビーチの近く

久米島行きの最大の目的は、船でしか行けない「はての浜」ツアーに参加することでしたので、ツアーの発着場所に近い位置にある宿を予約していました。久米島の東側にあるイーフビーチ付近です。


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フェリー港から宿までは、路線バスを利用しました。フェリー到着が12時30分でバスの時間が13時12分とまあまあの待ち時間でした。

バスは混雑することもあろうかと懸念していましたが、港のバス停から乗ったのは4人だけでした。シーズンオフだけに乗客も少なく、快適に移動できたのは良かったです。


まずはレンタル自転車

チェックインは15時からなので宿で荷物だけ預かってもらい、近くで自転車をレンタルしてイーフビーチの近辺を散策することに。

レンタル自転車は現地の事情がわからず予約もしていなかったのですが、イーフビーチ近くの「イーフ情報プラザ」で情報をもらい、電話をしてすぐにレンタルできました。これもシーズンオフだからだと思います。
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レンタサイクルはイーフビーチ近くの宿が営業していて、4時間まで1100円と比較的安価でした。レンタルバイクもあり、原付が4時間まで2200円とこれまた安価でした。この日は自転車を借りましたが、後日バイクを利用することに。


奥武島で絶景に出会う

エメラルドグリーンの海を撮りたいので、Googleマップの航空写真で検討したところ、久米島から新奥武橋で繋がっている奥武島の周辺が良さげなので、自転車で行ってみました。
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新奥武橋の上から奥武島方向を眺めると、まさに絶景とも言えるエメラルドグリーンの海に出会えました。白砂の出島風の部分は遠浅で陽光を受けてキラキラと光っていて、まさに宝石のようでした。渡名喜島に続き、ここでも期待以上の光景に出会えてラッキーでした。

航空写真を見ると奥武島の南側にも綺麗な海が広がっているので気になるところですが、この日は雲が出てきてしまい雨が降りそうな気配になってしまったので、ここまでとし宿に戻ることに。


はての浜

さて、いよいよ久米島のハイライト、「はての浜」へ行く日です。3日前の天気予報では晴れ間があったので、ツアーを予約していました。

ところが、、、当日は曇り空で午後は雨の予報に変わっていました。キャンセルするか迷いもありましたが、翌日の天気予報も曇りや雨のマークになっていたので、決行しました。

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イーフビーチの北にある泊フィッシャリーナからグラスボートで出航しました。乗客は6人でした。出航後30分くらいで「はての浜」に到着です。

曇り空でほとんど青空が見えない状況ですが、エメラルドグリーンの海はなんとか撮れたのでほっとしました。

船でしか行けないことや、そもそも久米島まで行かなくてならないので秘境感もあり、あたかも天国のような所かと期待していましたが、、、さほどビックリするような印象ではなく、比較的地味な印象でした^^;

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抜けるような青空と目に痛いような白砂を想定していましたが、天気はほぼ曇りで砂はやや茶色がかっていたのは期待外れでしたが、広々とした砂浜とエメラルグリーンの海は堪能できたので、行って良かったことは間違いありません。


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1時間ほどの上陸でしたが、時々薄日がさすこともあったのも救いです。上の写真では、バックに久米島と奥武島が見えています。


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浜が少しカーブしているところから、なるべく海を入れて撮ってみました。遠浅なので海の色は薄めにしか出ませんでした。


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上陸したところは「中の浜」というところで、厳密には「はての浜」ではありませんが、この時期、多くのツアーはここまでしか行かないということです。さらに先の「はての浜」も同じような景観が続くと思われるので、まあ仕方ないかなという思いでした。
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久米島へ戻るボートから奥武島の南側付近の写真です。海の色が見事でした。

天候がいまいちでいしたが、「はての浜」ツアーで一応期待の写真が撮れ、久米島を訪れた甲斐がありました。


久米島でバイク

「はての浜」ツアーのあと、原付バイクをレンタルして島内の北部を周りました。さらにその翌日にも原付バイクをレンタルして、久米島を一周してみました。

◆比屋定バンタ
久米島の北西部の高台にあり、眺望が良く「はての浜」も見えるとのことで行ってみました。
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確かに良い景観でしたが、曇り空でインパクトなしでした。「はての浜」も見えましたが、なんとか視認できたレベルです。

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比屋定バンタよりイーフビーチ方向に少し戻って、低い位置にある道路脇からの写真の方が良かったとも言えますが、いずれにしても天候が悪く残念な日でした。

◆久米島町ふれあい公園
原付バイクで久米島を時計回りに一周しましたが、南側はあまり踏み込まず、まずはフェリー港近くの久米島町ふれあい公園から。
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曇り空で海の色もさえなく失敗作ですが、記録を残す意味で掲載します。

◆シンリ浜海浜公園
久米島空港の近くにあるサイプレスリゾートのそばに「シシリ浜」があり夕日が綺麗とのことなので、良さげであれば夕刻に再訪するつもりで「下見」に行きました。

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アクセントになる岩もあり良い夕景が撮れそうですが、久米島滞在中は夕焼けになる日も無く残念です。

◆ミーフガー
久米島北西部、海沿いにそびえ立つ奇岩です。
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近くまで行けそうですが、雨が降りそうなので写真を撮っただけです。

◆具志川城跡
15世紀に久米島の北西海岸に築かれた城で、国指定史跡ということです。
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当時を偲びながらノンビリと散策するにはもってこいです。
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しっかりとした造りの城壁が見事です。
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雨が降りそうだったので長居はせず、ざっと写真を撮っただけです。周りには誰もいなくて私一人でした。

◆奥武島
久米島一周の終わりは奥武島です。
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新奥武島の上からは、先日同様に印象に残る写真が撮れました。やはり高い位置から撮ると、海の色が綺麗に出る気がします。ドローンが欲しくなりますが、飛ばすにはいろいろ制約があるので、なかなか手が出せないでいます。


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奥武島に入ってすぐの海岸にある「畳石」です。柱状節理の断面が露出していて、畳を敷き詰めたような景観が楽しめます。

この写真と反対方向には浜が長く続き、その先端付近にはエメラルドグリーンの海が広がっていて良い撮影スポットだと思われますが、天候も悪くかなり歩くこともあり、結局行く機会はありませんでした。


久米島編の終わりに

久米島は以前から憧れていましたが、交通が不便そうで行きにくいと思っていました。しかし、実際にフェリーを利用してみたところ全く不自由なく往復でき、また宿もたくさんあって宿泊にも困らず、路線バスもあって便利な所だと実感しました。

撮り残した所もあるし、快晴のもとで撮りたいスポットもあったので、いつの日か再訪したいと思います。


~次へ続く~