久々にバンコクを訪れてMRT(地下鉄)に乗ったところ、自動改札機がクレジットカードのタッチ決済に対応していました。

これまでは、JRのsuicaのようなプリペイドカードを使用していましたが、クレジットのタッチ決済ならチャージが不要で残高を気にする必要もなく、はるかに便利になりました。

旅行者にとっては、再度使うかどうかわからないプリペイドカードをわざわざ購入する必要もなく、タッチ決済に対応したクレジットカードがあれば、事前の登録など不要でいきなり使うことができます。本当に便利な時代になりました。


従来のプリペイドカード

何年か前にバンコクを訪れた時に、プリペイド式の非接触型ICカードを窓口で購入して保持していました。使い方はJRのsuicaなどと同様です。


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窓口に並んで切符(トークン)を購入しなくて済むので、バンコクで地下鉄を利用する際には重宝します。地下鉄の窓口はいつも混んでいて、特にラッシュ時には長蛇の列になっているので、必須のアイテムと言えます。

自動改札機での反応は、suicaなどと比べるとワンテンポ遅いです。カードをかざして通ろうとすると、ゲートが開くのがちょっと遅れるので、suicaなど日本の方式に慣れた身にはちょっと足止めされる感じです。


クレジットカードのタッチ決済に対応した改札機

従来の非接触型ICカードの読み取り機に加え、タッチ決済専用の読み取り機が追加されています。


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手前の黄色いテープで縁取りされている方が従来のカード用です。その奥にタッチ決済用のカード読み取り機があります。


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対応するクレジットカードは、VISAかマスターカードだけで、JCBカードやその他には対応していないようです。

タッチ決済による通過に関しても、やはり従来のカードと同様に遅い感じです。suica等では全く立ち止まらずに通過できますが、バンコクでは一瞬立ち止まることになると言ってよいかと。

カードの反応が遅いのはともかくとして、バンコクの地下鉄がクレジットカードのタッチ決済に対応していたのは朗報です。ネットで調べてみると、2,3年前に既に対応していたようです。

私自身、2年前にはバンコクを訪れていましたが、全く気がつきませんでした。クレジットカードのタッチ決済を使い始めたのはこの1年くらいなので、それ以前には「タッチ決済」を完全に無視していたせいかと思います。

今回、タッチ決済が使えることがわかって。従来のプリペイドカードは速攻で返納しました。ちょど残高ゼロになったところで、デポジットの50バーツが返金されました。

日本の交通機関でもクレジットカードのタッチ決済が使えるところが増えて来ているようですが、インバウンドの観光客を迎える上でもこの流れを加速して欲しいものです。レスポンスがやや遅いので、大都市圏のラッシュでは厳しいのかも知れませんが、、、