タイのバンコクからマレーシアのクアラルンプールへ移動する際に、LCCのエアアジアを利用しました。
エアアジアの発着はドンムアン空港ですが以前は鉄道が利用しにくかったので、エアポートバスかタクシーを利用する必要がありました。
しかし、いつの間にかSRTダークレッドラインが開業していて、駅まで若干歩くものの交通渋滞のリスクもなく格安で便利に使えそうだったので試しに利用してみました。
SRTダークレッドラインは2021年に開業
SRTダークレッドラインはバンスー駅でMRTブルーラインに乗り換えることができ、都心まで便利に移動できます。都心のスクンビット駅までは時計回りに11駅です。
都心で最も便利なBTSスクンビットラインに乗り換えるには、2駅離れたチャトチャックパーク駅でBTSモーチット駅に移動する必要があるので、MRTを利用するよりはやや不便になります。とは言え、BTSとはMRTスクンビット駅でも接続されているので、スクンビット駅以東に行く場合は、「MRTバンスー駅→MRTスクンビット駅~乗換え~BTSアソーク駅→BTS東方面へ」というコースの方が便利かもです。
利用例
1)SRTドンムアン駅→SRTバンスー駅~乗換~MRTバンスー駅→MRTブルーラインへ
2)SRTドンムアン駅→SRTバンスー駅~乗換~MRTバンスー駅→MRTモーチット駅~乗換~BTSスクンビットラインへ
3)MRTドンムアン駅→SRTバンスー駅~乗換~MRTバンスー駅→MRTスクンビット駅~乗換~BTSスクンビットラインへ
乗り換え時には歩く距離が長いらしい
ドンムアン空港からSRTドンムアン駅までは歩く距離がやや長く、また、バンスー駅でも結構歩かされるとの記事がネットで散見されることもあり、これまで通りエアポートバスを利用した方が良いかと迷いました。
ただし、バスだと座れないこともあり、また渋滞などで遅延することも多く、バスを待っていてもなかなか来ないという体験もあり、できれば避けたい気持ちがあります。
タクシーは利用したことはありますが、乗車拒否、ボラれる、深夜早朝などは拾いにくいなどのリスクがあり、嫌いです。
何にしても自分で試してみれば今後の参考になると思い、今回、都心部からドンムアン空港への移動に利用して詳細をチェックしてみました。
MRTバンスー駅~乗換~SRTバンスー駅
バンコク都心からはMRTブルーラインを利用し、反時計回りでバンスー駅まで行きました。
MRTバンスー駅改札口を出たところです。時刻は21時54分でした。タイ語は読めませんが、乗り換えはこちらと示してあるのでしょう。
MRT出口を正面に進み、右に曲がったところです。さらに奥で右に曲がるようですね。ここまではさほど歩いていません。
右に曲がったあとはやや長い通路が続くので、確かに距離感はあります。とは言え、特に苦行と言うほどの距離でもなく、東京の地下鉄などに慣れていれば大丈夫なレベルかと。写真の時刻は21時55分です。
通路の最奥まで進まずに、途中で左に行けとの表示があったので指示に従い進むことに。
その後指示に従い進んでSRTダークレッドラインの改札に。時刻は21時58分なので、MRTの改札出口から4~5分しかかかっていないですね。相当重い荷物を抱えていない限り、楽勝と言って良いかと。
上野写真にあるブルーの自動改札機は、クレジットカードのタッチ決済にも対応していて、VISA、マスターのほかJCBにも対応していました。
※MRTの自動改札機ではVISAとマスターだけが使える。
※BTSの自動改札機ではクレジットのタッチ決済不可。
左側がドンムアン空港を経由するランシット行きの時刻表です。始発が5時なので、ある程度早い便でも間に合いますね。
写真を撮ったりしていたので、22時発のランシット行きに乗り遅れました。次は22時15分発です。
SRTドンムアン駅から空港まで
乗客は少なく車両はガラガラでした。コンコースも人がまばらです。(この時間)鉄道を利用する人は少ないのでしょうか、、、
空港までの距離が長いとの情報があるので、気を引き締めて?歩き始めます。
ドンムアン駅の改札です。22時37分と遅い時間帯なのが影響していると思いますが、すいていて快適です。
改札を出たところです。空港は右の方向にあります。空席ばかりの待合いスペースを過ぎ、、、
駅から空港へ続く通路へ向かいます。時刻は22時38分と、電車到着から数分過ぎてますね。広い駅でした。
正面が空港の建物です。まだ遠いですが、罰ゲームになるほどの距離ではなさそうです。
建物は見えているので、もう少しです。月当たりを右に曲がるようです。
やや長い通路が出現しました。少し気落ちします。
空港ビルの2階にやっと到着しました。確かに長めの距離を歩かされます。しかも、ここは国内線のエリアで、国際線のエリアへ行くまでにはまだ数分かかるはずです。この時点での時刻は、22時45分でした。
電車を降りたのが22時33分、国際線ターミナルに着いたのが22時50分頃と思われるので、17分くらい歩くことになります。長いと言えば長いですが微妙なところでしょうか。
駅構内と連絡通路を過ぎれば空調が効いているエリアに入るので、さほど苦にならないと思いますが、大きな荷物があるとやや苦労するかも。私はバックパック+カメラバッグで約7kgくらいの荷物でしたので、罰ゲームには至りませんでしたが、、、
まとめ
SRTダークレッドラインを利用してバンスー駅からドンムアン空港へ行きました。バンスー駅の乗り換えでは約5分くらい歩き、SRTドンムアン駅から国際線ターミナルまでは約17分くらい歩くことになります。
大きな荷物がなければ、さほど苦にならずに歩けると思われます。
いつ来るかわからないエアポートバスを炎天下の停留場で待つことを避けるなら、鉄道利用にメリットありと思います。
ただし、ドンムアン空港から都心部への移動は、空港ターミナル出口のすぐ前に乗り場のあるエアポートバスでBTSモーチット駅(≒MRTチャトチャックパーク駅)へ行く方が便利かと思います。
私の場合は、空港から都心へはエアポートバス優先、逆方向では鉄道を選択することになりそうな気がします。
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