バンコクの地下鉄(MRT)ブルーラインはこれまでフアランポーン駅が南側の終点でしたが、ラクソーン駅まで新たに11の駅が加わり、2019年9月に営業運転が開始されました。

これまでタクシーやバスや乗り合いボートなどで行くしかなかった観光スポットへ、地下鉄で気軽に行けるようになったのは本当に歓迎すべきことですね!

以下で、フアランポーン駅から西方向へ延伸したブルーラインの区間が確認できます。


緑の線のBTSとバンワー駅で接続しているのも便利ですね。

これまでは、かなり気合を入れないと行きにくかったところを挙げてみます。
※私の場合、タクシーは乗車拒否されたりプチボッタクリに会う可能性が高いので敬遠しています。

チャイナタウン

乗り合いバスで行くことは可能ですが、渋滞に会いやすいのが難でした。

チャオプラヤー川の乗り合いボート(チャオプラヤー・エクスプレスボート)で最寄りの船着き場(ラーチャウォン)まで行き、あとは徒歩で行けますが、乗り換えがやや面倒です。

今回延伸したMRTで行けば、フアランポーン駅の次のワット・マンコン駅で降りてすぐ近くです。これは本当に便利なことです。


ワット・ポー

巨大な涅槃仏で有名な寺院ですが、やはりバスで行くか、乗り合いボートを利用するのが常套手段でした。

フアランポーン駅から3つ目のサナームチャイ駅からなら、徒歩数分で行くことができそうです。


ワット・パークナム

インスタ映えするということで、ワット・パークナムの天井画が近年大人気になっていますが、ここも以前は行きにくかった所の一つです。

数年ほど前の8月に、BTSタラートプルー駅から歩いたことがありますが、蒸し暑い中を20分以上歩き、とてもつらい思いをしました。

MRTバンパイ駅からなら徒歩10分ちょっとで行けそうなので、これも大改善です。ただし、ますます人気になって混雑しそうな予感(悪寒)もしますが、、、


以下は2014年8月に撮影したものです。この時は、まださほど有名になっていなかったと思います。拝観者は2,3人でしたので、自由にノンビリ撮影が楽しめました。
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とても厳かで幻想的な空間でした。人気が出るのも良くわかります。

本来は夜景撮りのために訪れたのですが、まだ明るかったので内部に入ったところ、期せずして素晴らしい写真が撮れたのはラッキーでした。

さて、主目的の夜景ですが、遠くからも良く見える巨大な仏塔は、近代的な?形状のコンクリート造りでした、、、うむむ、ちょっと期待外れでした。
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夜景撮影的には外してしまいましたが、内部の素晴らしい天井画に出会えたのは良かったです。


バーンルアン運河(バンコク・ヤイ運河)

バンコク・ヤイ運河は、古き良き時代のタイを感じられる運河です。ガイドブックで見て、その雰囲気が大いに気に入って数年前に訪れてみましたが、ここも公共交通機関で行くにはかなり苦労しました。

MRTバンパイ駅(フアランポーン駅から6つ目)で降りれば運河はすぐ近くにあるので、これからは気軽に行けそうです。

レトロな雰囲気が漂っていて、とても癒される景観でした。
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小さいながら水上マーケットもあるようです。
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ビニール袋に入ってぶら下がっているカラフルな粒は魚のエサです。これを買って運河に投げ入れると、おびただしい数の魚が群がってきます!


バーン・シラピン(アーティスト・ハウス)

バーンルアン運河沿いに「アーティスト・ハウス」なるものがありました。上の写真の奥の方です。

古民家をリノベーションしてアートギャラリーとしているということで、googleマップにも載っています。


個人的にはアートに特別な興味はありませんが、古民家の雰囲気を楽しむことができたのは良かったです。↓
A_house

以上、今回はバンコクの地下鉄ブルーラインの延伸で気軽に行けるようになった観光スポットを紹介しました。早く実際に体験して恩恵に与ってみたいものです。。。