フルサイズデジタル一眼に望遠のオールドレンズを装着して使用した件は前回記事に書きましたが、今回は、その背景とオールドレンズの魅力について詳しく記載したいと思います。

私の場合は、フルサイズ機としてミラーレスのソニーα7(初代機)を使用しています。ミラーレス機はマウント面から撮像素子までの距離(フランジバック)が短いので、マウントアダプターを介して他社製レンズを利用できるのは大きなメリットです。
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オールドレンズの特徴

フィルムカメラ時代のオールドレンズは、当然ながら35mmフルサイズの画角であり、これらを利用できるのは最高に便利です。

また、風景撮影の場合、ピント合わせではほぼ無限遠しか使用しないため、マニュアルフォーカスのオールドレンズなら合焦を確認しなくともピントリングを無限遠に回しきれば良いので、とても便利です。

オートフォーカス機能があるレンズでは無限遠がピントリングを回しきった位置にないため、ビューファインダーで合焦を確認する必要があるので、この点でもマニュアルフォーカスのオールドレンズに利がありますね。


ペンタックスのオールドレンズ(全てマニュアルフォーカス)

私の場合は、約40年前に初めて購入した一眼レフカメラがペンタックスだったので、ペンタックスのレンズを集めることになってしまいました。

当初購入したものは 35mmと75-150mmズームの2本だけでしたが、中古レンズやネットオークションで入手したものと合わせ、今では計5本になりました。
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レンズ沼というほではありませんが、以下のようなラインアップです。
SMC PENTAX 24mm/F2.8
SMC PENTAX-M 24-50mm/F3.5-4.5
SMC PENTAX-M 35mm/F2.8
SMC PENTAX-M 50mm/F1.4
SMC PENTAX-M 75-150mm/F4


ソニーα7(世界初のフルサイズデジタルミラーレス一眼)

ソニーα7は世界初のフルサイズのデジタルミラーレス一眼ということで、2013年11月に発売されたので、さっそく購入しました。オールドレンズを利用するのでボディのみの購入です。

実は、これより前にソニーのAPS-Cサイズのミラーレス一眼を使用していて、マウントアダプターを介してペンタックスのオールドレンズを利用していましたが、APS-C機では画角が1.5倍になってしまい35mmフルサイズの画角を活かせていませんでした。

α7では特に広角系のオールドレンズを活かすことができ、とても満足ですし不自由なく使えています。

時々は新しいレンズもネットで眺めたりしていますが、昨今のフルサイズ機用のレンズはどうしてあんなに高価なのでしょうか、、、趣味の範囲を超えているような気がします。とても手が出せません。

ということで、まだまだオールドレンズを活用して行こうと思っています。


常用のマウントアダプターはRAYQUAL

ソニー製ミラーレス機のEマウントでペンタックスを利用するためのマウントアダプターには、宮本製作所製のRAYQUALを使用しています。
RAQUAL
マウントアダプターの分だけ大きく重くなってしまいますが、これはどうしようもないですね。



KIPONのマウントアダプター

ニコン製のAPS-Cサイズのデジタル一眼レフも以前使っていたので、その経緯でニコンのレンズを2本ほど持っています。

ニコン用のマウントアダプターは中国製のKIPONを使用しています。ニコンのレンズは2本だけだし使用頻度が少ないで、RAYQUALより安めのKIPONを選択して費用を抑えました。
KIPON

以上、今回はフルサイズのミラーレスデジタル一眼でオールドレンズを活用している体験を紹介しました。大昔のレンズ資産が活かせるのは大きなメリットですよ。