フリーマーケットのメルカリに参加して、不要な物品を売ることで断捨離が進んだのは良かったのですが、手ごろな価格のレンズが結構出品されているので、つい購入してしまいました。

この結果、レンズに関しては断捨離どころか逆に増えてしまう破目に。

いまだ煩悩が捨てられずといったところです。

フリーマーケットではオールドレンズが格安

メルカリをはじめネットのフリーマーケットでは、オールドレンズが格安で入手できます。

さらに、フォーカスもマニュアルで行う方式のレンズは特に格安のものが目につきます。

オートフォーカスが出現する以前のフィルム時代(1980年代頃)のレンズは状態もさほど悪くなく、デジタルカメラに装着しても特に問題なく使えることが多いので、このあたりが狙い目です。
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中古レンズを扱うネット店舗で購入する手もありますが、商品として扱われているので、それなりの費用が上乗せされているため、決して安くないものが多いです。

そのため、どうしても欲しいレンズでなければ購入するまでには至らないのですが、フリーマーケットであれば格安のものが多いので、ちょっと気になるレンズがあれば購入して試してみようかとなってしまいました。

この点は想定外でした。断捨離どころかレンズが増える原因に、、、

オールドレンズのメリット

低価格が最大のメリットですが、その他にも利点があります。

◆ピント合わせ
私の場合は、風景(夜景)しか撮らないのでピントはほとんど無限遠で済むため、マニュアルフォーカスで困ることはまずありません。

逆に、ピント調節リングは無限遠に回し切るだけで良いので、歯止めが無いオートフォーカスレンズよりも便利に使えます。

歯止めが無いオートフォーカスレンズでは、ピントリングはクルクルと回し続けられるので、どこが無限遠か画面で確認するしかありません。

歯止めがあっても、オートフォーカスレンズでは回し切ったところが無限遠でない構造なので、やはり画面を見て合掌を確認するしかありません。

◆ズームレンズでは解放絞り値が一定
絞りも機械式のレンズでは、その構造から解放の絞り値が例えばF4とかに固定なので、使い勝手がとても良いと言えます。

◆昨今のレンズに比べ小型・軽量で明るめ
オートフォーカス機構も無く、ましてや手ブレ補正など余計な機構が無いので、比較的小型・軽量なのもメリットですね。開放F値も2.8や4と明るめなのがグッドです。

◆フルサイズのレンズ
フィルムカメラ時代のレンズなので当然ですが、35mmフルサイズです。

ミラーレス機でマウントアダプタを使用

ミラーレス機であれば、マウント面から撮像素子までの距離(フランジバック)が短いので、マウントアダプターを介して他社製レンズを利用できます。

私の場合は、フルサイズのミラーレス機ソニーα7を使用していますが、フィルムカメラ時代にPENTAX機を使用していたので、そのレンズ資産を活かすためにソニーEマウントからペンタックスKマウントへ変換するアダプターを使用しています。
RAQUAL
マニュアルレンズでは電子接点も無く純粋なメカなので、シンプルな構造です。これまでのところ、故障や不具合も無く使用できています。

メルカリで45-125mmレンズを購入

PENTAXの45-125mm/F4がなんと1,600円(送料込み)で出品されていたので、ついポチってしまいました。

PENTAXのズームとしては、24-50mm/F4、75-150mm/F4を既に持っていたのですが、45-125mmという絶妙のカバーレンジなので、これ1本持って行けばで済むケースもありそうという理由付けで購入してしまいました。

数千円以上なら購入しなかったと思いますが、1,600円(送料込み)なら試してみようかと。
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特に目立った汚れやカビも無く、問題なく使えました。

マウントアダプタを介するとやや長めになってしまいますが、見た目はまあまあかと。
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早速夜景を撮りに行ってみたところ、実使用でも問題なさそうなので、しばらく使ってみようと思います。
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上の写真は、都内新橋のカレッタ汐留の展望室から筑地大橋方向を撮ったものです。

焦点距離は約80mm, ISO200, F11, 4sec, autoHDR(5EV)で撮り、明るさのみレタッチしました。

標準~中望遠ズームとして使えそうですが、わたし的には広角~標準ズームの方が重宝しそうな気がするので、断捨離でいずれ手放したくなる予感もあります。

PayPayフリマで80-200mmレンズを購入

こちらはメルカリではなくPayPayフリマですが、PENTAXの80-200mm/F4が出品されていました。

クーポンを利用すると、なんと1,200円(送料込み)になるということで、やはりポチってしまったものです。

PENTAXの75-150mm/F4は持っているので、80-200mmが必要かは微妙なところですが、200mmの望遠は現在持っていないため、1,200円ならゲットしておこうかと。
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こちらも目立った汚れやカビも無く、問題なく使えました。

レンズ内に強い光をかざすと薄いクモリが確認できるとのことでしたが、夜景撮りでは特に気にならないと思います。
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やや細長い印象ですが、PENTAXのワンハンドズームは美しい形状でとても気に入っています。

マウントアダプターを介して装着すると、さすがに長すぎる印象です。夜景撮りでは、しっかりした三脚を使用しないと「お辞儀」をしてしまいそうです。
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以下は筑地市場の北側から東京タワー方向を撮ったものです。
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四隅が暗くなりますが、Instagram投稿などでは正方形か縦長にトリミングすることが多いので、私の使い方では問題ありません。

PENTAXの75-150mmは長年使っていますが、それと類似の使用感です。

焦点距離はチェックしていませんでしたが、150mm~180mmくらいで撮ったかと思います。ここでは200mmの望遠端を使うシーンはありませんでした。

私がよく撮りに行く場所では、200mmの望遠が必要なケースはあまりなさそうな気もしてきました。

望遠ズームとしては、75-150mmと80~200mmのどちらか一つを残して、断捨離の一環としてフリーマーケットに出品する可能性大です。

性能的には80~200mmを残したい気もしますが、より小型で長年愛用の75-150mmを手元に残すことになるのかも。

フリマでは底なしのレンズ沼に注意

断捨離を目標にフリーマーケットデビューしましたが、格安のレンズが多数出品されているので、強く欲していないレンズでもつい購入してしまうリスクがあることがわかりました。

今回はオールドレンズについて記載しましたが、昨今のデジタル一眼のキットレンズも新品(未使用状態)のものが定価の半額以下で出品されているので、こちらも要注意です。

キットレンズも2品ほど購入する破目になり、結局これまでのところは以下のような状況です。
・売却したレンズ:3本
・購入したレンズ:4本

結果的に、断捨離どころか逆にレンズが増えてしまいました。

レンズ沼からの脱出どころか、さらに深く沈むことに、、、

試用気分で入手したものもあるので、いずれ整理はできると思います。今のところ、気になるレンズもありませんし。。。