築20数年の4階建てビル(二世帯住宅)屋上の防水工事を実施したので、その顛末を記載することにしました。
まずは、その背景と事前準備について記載します。
防水に関しては全くメンテンスせずに放置
家人や知人からは、早めに防水対策をしておかないと雨漏りがあってからでは遅すぎると催促されていましたが、何か手を加えると不測の害を及ぼし、かえって良くないのではないかという勘を通してきました。
工事業者を探す
ネットで見ると多数の工事会社があり、どこが良いのか全くわかりません。
良い評価も悪い評価もあり、サクラの好評なのか競合他社のネガティブ評なのか判断も付きませんし、かなり迷いました。
なんとか4社を選択して見積もりを出してもらい、慎重に検討してみました。
工法は大きく2種類
・ウレタン防水
・シート防水
ウレタン防水の方がポピュラーで工事価格も低めなので、ウレタン防水を選択しました。
それぞれ得失があるようで、数年~10年でメンテが必要になる可能性の示唆もありましたが、結果的にどうなるかは運もありそうで、エイヤで決めた感じですね。
足場のあり/なし
建物の敷地面積は100平米に満たない程度で比較的小規模です。また3方向に密接して建物があり、足場を設けるには厳しい環境です。
建物は、3階までは外階段、3階から4階は内階段、屋上へはベランダから外階段となっています。
見積もりを依頼した4社のうち、2社は荷物の上げ下ろしや職人の移動で足場が必要ということでしたが、2社は足場無しで大丈夫とのことでした。
安心安全を考えると足場があった方が無難な感がありますが、工費も結構かかるので、足場なしでやってもらうことにしました。
※結果的に、「荷物の上げ下ろしや職人の移動」については意外に頻度が少なく、今回の工事規模であれば、足場無しで大丈夫だったなという感触です。
工事業者選択
金額だけではなく、見積書の精度、会社の信頼性、Q&Aを考慮して、最安値から2番目の業者を選択しました。
正解だったかどうかは、工事結果や経年変化をみないと何とも言えませんが、今のところ良い選択だったと思っています。
工事内容
今回の工事は、大きくは以下のような内容です。ウレタン防水工事の一般的なものと思われます。
・高圧洗浄
・下地処理、ケレン・清掃
・伸縮目地撤去・打替え
・立上りウレタン防水(メッシュ入り密着工法)
・平場ウレタン防水(通気緩衝工法)・ドレン廻り処理
・脱気筒取り付け
・笠木ブリッジ※
※笠木ブリッジは、ウレタン防水と直接関係はありませんが、この機会に、笠木の隙間(ジョイント部)をシリコンで埋めた方が良いということで、実施しました。
次回から、実際の防水工事について紹介します。
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